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<SQ>とは、“Spiritual Intelligence Quotient”を意味する。いわゆる、「精神の知能
(スピリチュアル インテリジェンス)指数」
である。

SQなる概念の日本における普及は、ダナー・ゾーハーとイアン・マーシャルによる
『SQ−魂の知能指数』(2001年)、スティーブン・R・コヴィーの『第8の習慣 − 「効果」から「偉大」へ』(2005年)などの影響が大きいだろう。

キーワードは、<スピリチュアル>だ。<SQ Life>は、「深まりゆくスピリチュアルな生活」と言えるだろう。「指数」という言葉の意味を「深まりゆく」に込めてみた。

<スピリチュアル>という言葉は、今や巷に溢れている。テレビでは、スピリチュアルを標榜するタレントが人気を集め、書店にはスピリチュアルを冠する書籍が山積みされ、スピリチュアル関連のワークショップや旅行の企画がひしめいている。まさに、
スピリチュアル・ブーム全盛といった感がある。

だが、こういった現象を単純に喜ぶことはできない。玉石混交だ。かつて「霊感商法」として取り上げられた事件やオウム真理教をはじめとするグル・イズムにまつわる忌まわしい事件があった。残念ながらそういった傾向は今日も無きにしも非ずであろう。

スピリチュアルな人とは、前世や来世が見えたり、オーラが見えたり、チャネリングや除霊、奇跡の治癒ができたりする人だと思っている人もいる。あるいは、超越的存在にアクセスでき、生まれてきた目的、自分だけの役割、自分に与えられた使命、今為すべきこと、などを見抜き、助言をしてくれる人だと思っている人もいる。

このサイトでは、スピリチュアルという言葉をトータルな意味で使いたい。
そういったいわば「超能力」、「奇跡」、「神秘」を排除するのではなく、かといってそこにのめり込むのでもなく、<現実性>と<神秘性>をともに包み込むような境地で
使いたい。

あるいは、ご託宣をいただきたいという依存欲求に応えるものというよりも、共依存を超え、自立を支え、さらに相互依存に向かって成長していくような方向性で使いたい。

たとえば、上記のコヴィーは、スピリチュアル・インテリジェンスをもっとも偉大な形で表現するのが「良心」であるという。

そして彼は、「良心とは、何が正しく何が正しくないかを知る道徳観念のことだ。
それは意味あるものへ、そして貢献へと人を駆り立てる。ビジョン、自制心、そして
情熱を導く力なのだ。良心にしたがって生きることは、エゴに支配された人生とは、
著しい対照をなすものである。」(前掲書 110頁)と言っている。

ちなみに、彼によれば、「ビジョン」、「自制心」、「情熱」は、それぞれ、IQ(知的インテリジェンス)、PQ(肉体的インテリジェンス)EQ(情緒的インテリジェンス)をもっとも
偉大な形で表現したものである。

彼は、「良心」に象徴化されるSQには多様な性向があるといい、以下のような特徴を挙げている。

「熱意、直観力、責任感、道徳的、懸命、誠実、奉仕、謙虚、公平、倫理的、
インスピレーション、心豊か、思いやり、礼儀正しい、大義志向。」
(上掲書 109頁)

ご覧のようにコヴィーのSQに関する仮説には、超能力志向、神秘主義志向や奇跡志向はほとんどなく、現実的・実践的志向が強い。

コヴィーの仮説を若干紹介したが、SQを、そしてその根幹を成すスピリチュアリティをどのように定義するかは今後の課題にしておきたい。今は、一義的に規定し、制限を加えるよりも多様性の中に留まる時のように思う。それぞれの
思いが発露され、それらが美しく結晶化するときが来るであろう。

このサイトの方向性は、高度にスピリチュアルな特別な人の特別なスピリチュアル・インテリジェンスのみならず、当たり前に生き、当たり前にしんでいく人々の日々の暮らしの中に根付いたスピリチュアル・インテリジェンスを浮上させ、潜在的可能性を現実化させる一助になればと考えている。
あるいは、そんな航海を共にして行きたいと思っている。
本サイトの<SQ Life メッセンジャー>のブログは、そんな航海のよき水先案内になるだろう。そこに多様なSQ Lifeを見ることだろう。

2006年9月29日   小原 仁

 

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