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必 要    

ネガティヴ(否定的)な感情や行動を嫌悪してきたけれど、その背後には、表現されることを待っている願いや、流れ出したいエネルギーがあることに
気づいたとき、自分のことも、人のことも、より深く見つめられるようになった。

妬みの奥には、より良く生きたい、イキイキと自分らしく生きたいという
願いが。
怒りの奥には、愛や正義、理想や自己尊厳、新しいものを創造してゆく
エネルギーが。
攻撃の奥には、自分をわかってほしい、認めてほしい、愛してほしいという願いが。
自閉の奥には、人とつながりたい、自分を表現したいというエネルギーが。
恨みの奥には、それほどまでに人を深く愛せる力があるということが。

ポジティヴ(肯定的)な感情が、眩い陽の光やさわやかな風だとするならばネガティヴな感情は、降りしきる雪、吹きすさぶ風。
自然には一切の無駄がないように、自然の中にあるもの、自分の中から湧き出てくるものにも無駄なものはない。すべては、生きてゆくために必要なもの、いのちの自然な営み。
いのちは未来に向けて絶えず変わり続ける存在だから、今をそのままに受け入れられたとき、新しい季節は巡って来るのだということを知った。


O K

自分のここが悪い、あそこが足りない、もっとこうしなければと、「成長という名の煽り」で自分を駆り立てて生きていると、いつまでたっても自分を愛することができない。今のままの自分ではいけないと思い込んでいるから、悩みは尽きることがない。
煽りは、どこまでいっても満たされない自分をつくる。休むことも立ち止まることも自分には許せないために、自分の心とからだを痛め続けてしまう。人と比較しては落ち込み、人からの評価で一喜一憂し、心は永遠に安らぐことを知らない。

今のありのままの自分にOKを出すことなど、傲慢でエゴイスティックなことだと思っていたけれども、そうではなかった。自分の悪いところを直す生き方では、一生、生きる準備で終ってしまうことに気づいた。

不思議なことだけれど、自分の欠点にNGを出し続けていたときには、どんなに努力してもなりたい自分に近づけなかったのに、今のままの自分にOKを出せたときから、気がつくと、自分のいいところを活かす生き方に変わっていた。無邪気な笑顔が戻ってきたような気がした。
人に対してやさしい眼差しをもっている人というのは、自分に向かって微笑む眼差しをもっている人なのだということが初めてわかった。

 

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